豚の品種、種類について~いつも食べている豚肉ってどんな豚?~

こんにちは!
今日は私たちが普段口にしている豚肉の品種や種類について解説していきます。

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豚肉の品種について~私たちが食べているのはどんな豚?~

私たちが食べている豚肉は、基本的に純粋な品種ということはまずありません。
いくつかの品種を掛け合わせて作った
雑種」なのです。

そして、国内で生産される豚肉の多くが「三元豚」と呼ばれる3つの品種を交配させたものなんです。

まずは、三元豚を構成する主な品種から順に解説していきます。

良ければこちらもどうぞ↓
三元豚って何だ!?

覚えておきたい豚の主要3品種

ランドレース(L)

著作権の関係のため、私の拙いイラストでお許しください。耳が垂れてます。

大型で胴体が長く、子どもを沢山産む特徴があります。
顔は長くてまっすぐ。
生産性が高いので、オスもメスも世界各地で広く利用されています。

大ヨークシャー(W)

耳が立っています。

大型ではあるものの、ランドレースよりは胴体は短い。
顔はしゃくれています。
足腰がしっかりしていて怪我をしにくい。
性質は穏やかで子育てが上手です。

デュロック種(D)

犬っぽくなってしまった。ごめんなさい。

体が赤茶色で筋肉質な豚です。

肉質が非常に良いため、世界中で広く利用さています。
大抵の豚肉は、半分はデュロックの血が入っています。

ご存知の方もいるかもしれませんが、実は「三元豚」のほとんどが上の3品種を交配させて生産されています。
最近は同じ「三元豚」でも2パターンあるので、ご紹介しておきます。

パターン1(LWD

人間でいうと、おばあちゃんがランドレース、おじいちゃんが大ヨーク、その子どもがお母さん(LW)で、お父さんがデュロック、という感じですね。

LWDは日本では最も一般的な交雑種です。
何十年も前からこのスタイルでやっている生産者が多いです。
肉豚の母親であるLWは、最近出てきたハイブリッド豚に比べると沢山子どもを産むわけではないものの、性格も穏やかで子育ても上手なので、飼いやすいと言われていました。

パターン2(WLD

WLDはここ数年増えてきた交雑種です。

おじいちゃんとおばあちゃんの品種がそれぞれ逆になっています。

LWDに比べると体格がよくてがっちりしている傾向があります。
また、性格はLWDとあまり変わらず穏やかです。

肉質はそこまで大きく変わりません。
ただ、以前一緒にお仕事をした種豚業者さんの話によると、WLDの方が育つのが速いし、子どもも沢山産まれるので今後はWLDに切り替える農場が増えていくだろう、とのことです。

その他

今ご紹介した3品種以外にも様々な品種がいますが、一部の「幻の豚の○○!」と謳われている血統をブランドにしている品種以外は、先程紹介した三元豚(LWD,WLD)がベースになっていたり、3つの品種のうちのどれかが入れ替わっていることが多いです。

レストランやスーパーでよく見かけるものをご紹介します。

バークシャー

いわゆる黒豚です。元々はイギリスで生まれて、世界各地に広がったと言われています。日本では鹿児島県産で一大ブランドとして有名ですね。
日本で「黒豚」として販売できるのは、純粋なバークシャーの血統を持った豚だけだそうです。
ただ、黒豚、肉質はとても良いのですが生育が遅いので生産コストがかかります。高く売らないとやっていけないという訳です。
ちなみに、イベリコ豚も同じバークシャーです。

あとアメリカにも黒豚がいるらしいですが、鹿児島黒豚やイベリコ豚に比べると、味は微妙という噂です。
日本の黒豚と違って100%バークシャーではない可能性がありますね。

中ヨークシャー種

大ヨークシャーより小さく、育てやすい品種。肉は柔らかくて肉質も良いとのこと。

現在日本ではあまり飼育されていませんが、その希少性を売りにしてブランド化しているところもあるようです。

ハンプシャー種

頭とお尻が黒、お腹が白の豚です。
赤肉が多く取れるので、筋肉量が多いので、赤肉やロースを食べるのに向いています。
アメリカは赤肉好きな人が多く飼養頭数も多いですが、日本ではあまり飼育されていません。

ハイブリッド豚

swine

以前三元豚って何だ!?でもご紹介したとおり、
多数の品種を掛け合わせて各社が独自に作った、
「ハイブリッド」と呼ばれる生産性が非常に高い豚が
増えているのをご存知ですか?

私の憶測にはなりますが、「国産豚使用!」と書いてあるリーズナブルな外食チェーンや激安スーパーは、ハイブリッド豚を使っている可能性が高いです。

ハイブリッド豚は従来の三元豚と比べると、圧倒的にたくさん子どもを産みますし、成長スピードも断然速いので、激安で売っても採算が取れるのです。ただし、味は劣ります。

ただ、農場によって、エサや育て方にこだわりを持ちプラスアルファの特徴をつけることによってブランド化に成功しているところもあります。

ハイブリッド豚の一部をご紹介します。

ケンボロー

アメリカのPIC社が開発した、産仔数や発育速度に優れた豚です。
日本では、ガス器具でお馴染みのイワタニ産業のグループ会社であるイワタニ・ケンボローという会社が販売しています。

以前は肉質が…って問題もあったというもありましたが、最近は品種改良を重ねて美味しくなったそうですよ。

自分が食べた印象だと、筋肉が多くて少し固めでした。アメリカ人が赤身好きなので、それも関係しているかもしれません。

ハイポー

ここの会社(プライフーズ)の方が、「総合的に見たら一番うちが優れています!」と言っておられました。

自分が知る限りは、体が大きく、扱いやすい印象でした。
産仔数もそこそこ、成長スピードもそこそこ。
また、比較的脂がのっていて日本人向けだと思います。

九州でのシェアが非常に高いので、関東圏の人はあまり食べる機会がないかもしれませんね。

まとめ

☑私たちがふだん食べている豚肉は「雑種」である

☑日本で生産されている豚肉の大半がランドレース、大ヨークシャー、デュロックを掛け合わせた「三元豚」である

☑豚肉には三元豚の他に、バークシャー(黒豚)、あるいは何種類もの品種を掛け合わせた「ハイブリッド豚」がいる

☑ハイブリッド豚は生産性が高く肉質はあまり良いとは言えないが、中にはエサや育て方にこだわったブランド豚もある

好きなことを書いていると楽しいですね(^_-)-☆

ちなみに、関東はブランド豚肉の本場とも言われています。
私も色々とブランドの名前は聞いたことがあるのですが、西日本で仕事していたのであんまり食べたことがないんです。
今後関東から取り寄せて色々食べてみようかな〜と思ってます。

食べたらまた報告しますね!

ではでは!

参考URL



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