卵ができるまで~ニワトリはどこから来てどこへ行くの?~

こんにちは!
ちょっぴり間があいちゃいました。

今日はにわとりについてのお話。
私たちが普段食べている卵について、卵を産むニワトリがどこからやってくるのか、養鶏場でどんな一生を迎えるのかなど、ご紹介していきたいと思います。

あくまで一般的なお話ですので、例外もありますので悪しからず。

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採卵鶏とブロイラー

まず、卵を産むニワトリとお肉になるニワトリは種類が違います。
卵を産むニワトリは採卵鶏(さいらんけい)、またはレイヤーと呼ばれ、お肉になるニワトリはブロイラーと呼ばれます。
レイヤーはlay(産卵する)、ブロイラーはbroil(あぶる、焼く)という英語から来ています。

採卵鶏はより多くの卵を産むように、そしてブロイラーはより速く成長して沢山お肉がつくように、それぞれ品種改良がかなり進んでいます。
また、採卵鶏を育てる養鶏場とブロイラーを育てる養鶏場は全然別物です。
会社同士の横のつながりもあまりありません。
なので、「このニワトリ、ブロイラーだけどやっぱり卵産ませようかな~」なんてことはまずあり得ません。

養鶏場のニワトリを出荷する養鶏場がある?~種鶏場と育種会社~

Chicken, Cage

養鶏場のニワトリってどこから来てるんだろう、と気になったことはありませんか?
気になってない人は今気になってください(^o^)/w

もしかすると養鶏場の中で卵を孵化させて育てていると思っている人もいるかもしれませんね。

実は、卵を産むニワトリは、別のところで卵を孵化させて少し大きくなってから養鶏場にやってくるんです。

別のところというのは、
卵を産む鶏の雛(ヒナ)を出荷する専門の農場のことです。
種鶏場(しゅけいじょう)と呼ばれています。

そして、種鶏場では、海外から卵を産む鶏を生む鶏の雛(原種鶏、げんしゅけい)を輸入して飼育します。

自分でも訳分からなくなってきたので、図にしてみました(^o^)/

育種会社

国産の品種もありますが非常に少なく、基本的に海外の育種会社が多いです。
日々採卵鶏の品種改良をしたり、日本やその他各国の種鶏場へ原種鶏を出荷します。

種鶏場

育種会社から原種鶏のヒナを仕入れて、飼育します。
オス、メス両方仕入れて有精卵を作り、卵を孵化させています。
孵化させた後は、ヒヨコをある程度大きくしてから養鶏場に出荷しますが、「自分でヒヨコ育てるよ~」という方針の養鶏場には生後3日くらいで出荷します。

養鶏場

私たちが食べる食用卵を生産する農場です。
卵を産み始める直前に種鶏場に持ってきてもらうところもあれば、生後3日の小さなヒヨコを持ってきてもらい、自社農場で育てるところもあります。

さあさあ、養鶏場にニワトリがようやくやってきたところで、その一生をご紹介しますね。

採卵農場でのニワトリのライフサイクル

導入

卵を産む鶏は成鶏(せいけい)と呼ばれ、120日齢前後で成鶏舎という建物へ移動します。
産卵直前に種鶏場から持ってきてもらう所も、自社農場でヒヨコを育てるところも、別の建物で育ててから成鶏舎に移動させています。
売り物(卵)を作り始めるので、ヒヨコの頃とはエサの内容も卵の内容を意識したものに変わります。

産卵開始(140日齢~)

140日齢くらいから卵を産み始めます。

産み始めは体も小さいので、卵のサイズも小さくなります。
スーパーでS,M,Lという卵のサイズを色々見かけると思いますが、大体年齢の若い順だと思ってもらって構いません。

また、卵を産むのに体がまだ追いついていっていないのもあり、二黄卵が生まれやすい時期でもあります。
いわゆる双子卵ですね。
以前は異常卵として出荷していませんでしたが、最近は縁起が良いとかで売っているのをたまに見かけます。
食べても体に悪い影響はありません。

強制換羽(500日齢前後)

産み始めから卵は段々と大きくなり、ほぼ毎日卵を産むようになります。
しかし、徐々に2日に1個しか卵を産まないニワトリも増えてきて、全体的に卵のとれる数が減ってきます。
そこで、「強制換羽(きょうせいかんう)」という処理を行います。

自然界では、メスのニワトリは秋から冬ごろに3ヶ月程卵を産まなくなります。
その時に羽毛が一旦抜け、新しく生え換わります。
これを換羽といい、これを「強制換羽」として養鶏場でも人工的に再現することで、卵の品質向上や卵の個数を増やすことができます。

強制換羽の方法としては、5日間程エサを与えずに鶏舎内の点灯時間を調整するだけです。
(だけと言っても養鶏場の人は神経ピリピリさせてますが!)

※追記(2018/5/1)

強制換羽の実施期間につきまして、10〜12日程度が適当とのご指摘を頂きました。

卵巣・卵管を萎縮させてリフレッシュさせるのに大体10日は必要だそうです。

品種や設備、季節や気候によって期間ややり方も色々あるので、気になる人は一度調べてみてくださいね。

強換終了、産卵開始

強制換羽をしてから1ヶ月くらいすると羽も生え始め、前よりも多く卵を産み始めます。

廃鶏(700日齢)

生まれてから2年弱くらいになると、卵を産まないニワトリも増えてきて、生産性が段々と下がってきます。
そこで、次の新しいニワトリを導入するために、今いるニワトリたちを廃鶏業者に出荷するんです。

彼女たちは日齢もかなり経っていてお肉も硬いので、ミンチ肉や「親鳥焼き鳥」として売られます

以上が採卵鶏の一生になります。

ひどい!とかかわいそう!とかいう声が聞こえてきそうですが、経済動物は生産性が全てなので、仕方のないことだと個人的には思います。

そもそも養鶏農家さんが生産性を上げて生き残っていてくれないと、私達も卵やお肉食べられませんしね。。。

実際「強制換羽」で検索すると、「悲惨な養鶏の真実!」「動物虐待だ!」というページが沢山出てきました。そりゃ強制換羽しなくて毎日ポコポコ産んでくれたら言うことないけどそうもいかないし、だからって卵の値段が上がったら皆納得しないですから。。。

おっと、喋りすぎました^^;
焼鳥屋さんに行った時は、毎日卵を産みつづけた彼女たちのことを思い出してあげて下さい。

今日はここまで。

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コメント

  1. ニモ より:

    はじめまして、飼料メーカーの営業をしているものです。
    記事、楽しく読ませていただきました。
    強制換羽についてですが、5日間の絶食はいささか乱暴かと。10-12日の絶食(冬は体力が持たないため短くしたり、間で1日餌を与えたりしますが)が多いように思います。

    卵巣卵管は10日近く立たないときちんと萎縮しないので、しっかりと断食させないと卵巣卵管がリフレッシュされず、産卵率と卵殻強度が改善されないかと。

    • ぽてっち より:

      ニモさま

      はじめまして。
      ブログの閲覧とコメントありがとうございます。

      強換期間についてのご指摘ありがとうございます。
      農場によって色々とやり方があるようですね。
      ご指摘の内容につきましては、追記にて訂正をさせていただきます。

      またのご訪問お待ちしています。

      管理人