豚肉の産地による違いまとめ!【品種・育て方・エサ編】

こんにちは!ぽてっちです。

今日は前回に関連したお話です。
前回の記事はこちら↓
ただし内容的には前回分を読まなくても理解できるお話です!

こんにちは。ぽてっちです。 先日パソコンのしすぎで軽い腱鞘炎になりました(笑) コピペの作業がいけませんでしたね... 何事もやり...

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「国産だから安心・安全・美味しい」は本当?

スーパーで食材を選ぶ時、なんとなく

国産なら大丈夫だろう!

という安心感から国産を選ぶことってありますよね?
あれってどこから来るんでしょうね。

おそらく、

国内の検査は厳しい」というイメージだったり
日本の技術は素晴らしい!」というテレビ番組だったり
外国っていい加減なんでしょ?」というイメージだったり…

何となく普段からどこかでそういったイメージを印象付けられているのだと思います。

でも、実際のところどうなの?
日本の食材はどこがどのように安全なの?
と聞かれて、国内と海外の食材の育て方の違いや、検査基準の違いについて具体的に知っている人は少ないと思います。

そこで今回は、国産の豚肉と外国産の豚肉の違いについて

  • 品種
  • 育て方
  • エサの違い
  • 抗生物質やホルモン剤の使用の有無

などについてまとめてみました。

外国産と国産の豚肉の違い

品種

まずは品種です。

結論から言うと、国ごとにハッキリとした違いはありません。
というのも、豚の品種改良については欧米諸国がずば抜けて先を行っていて、他の国々も欧米のマネをしている状況だからです。

現在ではヨーロッパやアメリカを中心に品種改良が行われていて、新しい品種ができるとそこから世界中に輸出される形になっています。

とはいえ、国ごとに飼育している品種の傾向はありますので、そちらのご紹介をざっくりとしておきますね。

日本の場合

LWD、WLDの三元豚が主流でしたが、ここ十数年で多くの品種を交配させた各育種会社独自の「ハイブリッド」と呼ばれる豚が増えてきています。
これまでの三元豚に比べると、体が大きく、たくさん子どもを産み、成長スピードも非常に速い傾向があり、うまく飼えれば生産性が大幅に改善するそうです。

ただ正直、味の方はあまり良い話を聞かないことが多かったですね。
成長が早すぎるとエサの中のうま味成分がお肉にしっかり移行しないまま出荷されてしまうから、というのもあるかもしれませんね。
品種に関して言えば、日本はまさに過渡期に差し掛かっている段階ですね。

海外

一口に海外と言っても、国ごとに随分と傾向が違います。

例えば、ヨーロッパはブタの品種改良の“お膝下”ですから、最新のハイブリッド品種が日々バンバン生み出されています。
特にデンマークやオランダが盛んですね。
アメリカにもPICという大きな育種会社があり、「ケンボロー」という品種を中心に育種改良が盛んです。

あと、中国も忘れてはいけない養豚大国です。
中国の場合は大きな養豚場がヨーロッパの種豚を大量に買い付けたり、アメリカの育種会社が中国に進出して品種改良を行ったりしているようですよ。

なので、この国ではこの品種!というのがハッキリと決まっている訳ではなく、どの品種を使うかはあくまでそれぞれの農場の判断で行っているという形です。

育て方

これは国によってかなり差があります。
立地条件の違いもありますしね。
ただ、ハッキリ言って日本は世界の中で遅れている方かもしれません。

日本

まず、養豚業には大きく分けると2つの仕事があります。

  • 母豚(肉豚を産む親豚)を飼育すること
  • 生まれた子豚を大きくしてお肉として出荷すること

の2つですね。
日本の養豚場の場合、これを同じ企業がやっているケースがほとんどです。
また、土地も狭いので、同じ敷地で母豚と子豚を飼育する「一貫飼育」という飼育スタイルを取っている場合が多いです。

養豚場のスタッフは、母豚の飼育や繁殖についての技術が求められるだけでなく、肉豚の生産調整なども行わなければいけないので、幅広くスキルを持った人材が必要になります。
また、母豚と子豚を近くで飼育すると、お互いの病気を移し合って農場全体に疾病が蔓延するリスクも高くなります。

海外

海外の場合は、母豚飼育と子豚飼育の分業が進んでいるところが多いです。

例えば、スペインやイタリアといったヨーロッパ各国では、それぞれの仕事を違う業者が行います。
繁殖業者は子豚が産まれたら数週間~3ヶ月齢で出荷し、子豚の飼育業者はそれを買い取って飼育し、肉豚として市場に出荷するという流れです。
また、ヨーロッパではアニマルウェルフェアへの関心の高まりから、母豚のストール飼育が禁止されたり、飼養密度の再検討などが行われています。

アメリカの場合は土地がたくさんあるので、1つの養豚場が離れた場所にいくつも農場を持っており、母豚と子豚を別々に飼育する「2サイト」という飼育スタイルを取っている業者が多くあります。
カナダも同じようなスタイルが多いですね。

中国の場合、これまでは民家の軒先でニワトリと一緒に飼っていたり、人の食べ残しを直接与えたり…という生活に密着したスタイルでした。
ただインフルエンザなどの病気対策などもあり、最近では郊外に大きな農場を作って飼育しているようです。

このように、世界中で防疫対策が進んでおり、日本でも徐々にその波がやってきています。
ただ、やはり新たに土地を購入して豚舎を建てるとなると、地域住民の反対などもあり、課題は多いそうです。
また、アニマルウェルフェアについて今のところ養豚に関して言えば、日本は皆無と言っていいレベルでしょう。

エサ

エサに関しても国(大陸)ごとに大きく差があります。
これは原料の生産・輸入事情が大きく絡んでいます。

日本

日本で畜産に使われるエサはトウモロコシが主体のものがほとんどです。
大体エサ1kgあたり500~600gはトウモロコシが入っていますね。

また、ヨーロッパやアメリカと決定的に異なるのは、エサの原料のほぼ100%を輸入していることです。
輸入先はほとんどがアメリカ

その他日本の特徴としては、各エサメーカーが色んな製品を出しまくっているので、他の国に比べると製品数がめちゃくちゃ多いことですね。
製品覚えるの大変だったよ…。

海外

アメリカは日本と同様、トウモロコシ主体のエサです。
エサに含まれるトウモロコシの割合は、日本よりも更に多く、6~7割近くにも上ります。
トウモロコシの色素が移行して、お肉の脂身が若干黄色くなる傾向があります。
ちなみに中国もトウモロコシ主体です。

ヨーロッパの場合は、麦の生産が盛んなので、エサも小麦や大麦が主体です。
麦類をエサに使うとお肉が柔らかくなる傾向があるので、比較的美味しいかもしれませんね。
ただ、ソーセージやベーコンなど加工が主な用途なので、あまり味を気にして飼育していないので実際のところは分かりません(笑)

次回に続きます!

次の記事は抗生物質やホルモン剤についての国ごとの違いや、全体のまとめについてお話します。

それではまた!

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