私のせい、全部自分が悪いんだ、と自責思考で落ち込む時に考えたいこと。

日記

こんにちは。ぽてっちです。

今日はすぐ自分を責めてしまったり、自己否定してしまう人に読んでいただけたら嬉しいお話です。

 

オール自責人間だった頃の話

私は今まで、何か問題が起きたりトラブルが起きると、
私のせいだ。全部私が悪いんだ…と毎回落ち込むような人間でした。

仕事で何かトラブルが起きた時はもちろん、誰かに嫌われた時も自分に原因を見出して反省したり、両親が喧嘩している時も「何か自分に出来ることはないだろうか…」と考えたりしたものです。
色々やってみたものの状況は変わらず、かといってその反省を活かして次に何かが上手くいくとうこともなく、自分の存在そのものを否定してばかりでした。

そのせいか、当時はかなりネガティブで自己評価も非常に低い人間だったと思います。
そして、そういう思考こそが生きていく上で正しいと思い込んでいました。

ただ、あるきっかけで「ん?この考え方は違うぞ」と気づき、それまでよりも冷静に自分の回りの事や自分自身を見つめることができるようになったんです。

今では極端に落ち込む日も随分少なくなりましたね。

 

考え方が変わったきっかけ

私が自責思考をやめたのは結婚してからです。
それまではかなりのネガティブ人間で、ひどく落ち込むと
私は生きてるだけで世の中にとってマイナスなんだ…
と本気で考えていたくらいですからね。

一方、夫は私とは正反対の冷静な人間で、私にとっては訳が分からないくらい自分を俯瞰していました。

「感情をコントロールできる」と断言された時は、
は?感情をコントロール?何なの?人間なの?
と思わず言ってしまったほどです(笑)

初めのうちは訳が分かりませんでしたが、彼の思考回路を聞いているうちに、だんだんと純粋に「この人はすごいな」と思えるようになりました。

そうこうしているうちに私も段々と自分のことを冷静に見つめられるようになっていき、その中であることに気づきました。

それは、行き過ぎた自責思考は何の得にもならないという事です。
そしてまた、過度な自責思考は自分の影響力と原因と責任をごちゃまぜにしていた為に生じたという事です。

 

自分を責める前に整理しておきたいこと

どういうことか詳しくお話しますね。
私が今まで混同していたのは下の3つ。

  1. 他人への影響力の大小
  2. 自分に原因があるかどうか
  3. その事柄に対して自分に責任があるかどうか

例を挙げて1つずつ説明します。

1. 他人への影響力の大小

まず一つ目の影響力の大小。
他人の問題に対して、自分が手助けをすることによって改善できたかもしれないかどうかということです。

例えば会社で親しくしていた同僚が心を病み、会社に来なくなってしまったとしましょう。
同僚は以前から上司と馬が合わないとこぼしていて、時々あなたは愚痴を聞いていた。

あの時自分がもっと助けることが出来たら、助ける事ができたかもしれない。
と思ったとしましょう。

この際に、実際にどの程度行動することによって助けることができたのか、というのが影響力の大小です。

もう少し話を聞くだけで救えたかもしれないし、あるいは同僚の上司と話せば変えられたかもしれませんが、本当のところは誰にも分かりません。
もしかすると、自分にできることを全部やっても避けられなかったかもしれません。

そして忘れていけないのは、これは自分が原因でもないし、自分の責任でもないということです。
自分が変えられたかもしれないといって自分に責任があると思い込むのは、影響力と責任の混同です。

 

2. 自分に原因があるかどうか

たとえば、入社一年目で訳も分からずミスをしてしまった時。
きちんと確認しなかった、上司に相談しなかった、など自分に原因があることでしょう。

でも、新人ですから全ての責任を自分が負う必要はありません。
責任は会社や上司が負ってくれます。

これが自分に原因があっても責任は負わない一例です。
ただし、責任がないからまたやらかしても大丈夫だ!ではなく、次は同じ失敗をしないようにきちんと対策を取りましょうね。

 

3. その事柄に対して自分に責任があるかどうか

今度はその逆。

部下が自分の言ったことを意図的に守らず、ミスをしたとしましょう。
子育て中の人は、子どもが再三注意したのを無視してケガをした、でも良いです。

これらの場合、発生した問題について自分に直接的な原因はありません。
しかし、仮に損害が起きた場合は責任は自分に降りかかってきます。

もちろん同じ失敗を二度と繰り返さないよう自分も対策を講じ、再度きちんと言い聞かせる必要がありますが、自分のせいだと自責の念に駆られてはいけません。

これが立場上自分に責任があるけれど、直接的な原因は自分ではない事の一例です。

部下や子どもが何かやらかすたびに自分に原因を見出していたら精神が持たないので、原因と責任は切り離して考えると良いと思います。

 

原因や責任が自分にある=自分が悪い、ではない

happy

そして、もう1つ大切なことに気づきました。

何か問題が起きた時、その問題の原因や責任が自分にあったからと言って自分が悪い訳ではない、という事です。

そもそも、良い悪いって何?って話ですよ。
法律に違反したらそりゃあ悪い人だけど、きっとほとんどの人は違反してませんよね?

私は、悪いという言葉を自分に簡単に使うべきではないと思います。
良いとか悪いという曖昧な判断基準で自分の存在をジャッジしてもろくなことがないからです。

だって、自分が悪い=自分は悪人だ、って事になっちゃいますからね。
自分のせいで失敗したからって自分は悪人じゃないでしょ?
(故意だったら悪人だけど、そんな人は自分を責めないしこれを読まないと思うので除外!)
そんな事言ったら、世の中悪い人だらけになってしまいますよ。

 

私も以前は上手くいかないことがあるとすぐに「私が悪いんだ…」と自分に言い聞かせていました。
でも、自分が悪いと思ったところで、それを改善する方法って無いんです。
生きている限りきっと何かやらかすだろうし、上手くいかないことも出てくるもので、それはその都度反省して対策するしかないと思います。

失敗は悪い事ではありません。
それを糧にして成長していきたいものですね。

と言う訳で、原因や責任と善悪は切り離して考えましょう。

 

まとめ

  • 他人の問題に対してどれだけ影響を与えることができたのか
  • 起きた問題についての原因が自分にあること
  • 起きた問題についての責任が自分にあること

過度な自責体質をなくすには、これらを全て切り離して物事を考えることが大切です。
また、原因や責任が自分にあるからと言って自分を悪い人間だと思うのはやめましょう。

とはいえ私も、時折自責体質が再発することがあります。
そんな時はもう一度このことを思い出して、冷静に物事を見られるように心を落ち着けるようにしていますよ。

同じように悩んでいる人がいたら参考にしてほしいです。

それではまた。

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