こんにちは。ぽてっちです。
台風にお気を付け下さい。
今日は私の過去についての考察的なお話です。
自分の人生は自分で決めている?
突然ですが、あなたは自分の意志で人生を決めていますか?
多くの人が「そんなの当然自分で決めてるよ!」と思うことでしょう。
私もそうでした。
頭ではそう思っていたんです。
でも結婚を機に、本当はそれが出来ていなかったことに気づく事ができました。
自由奔放な子ども時代だったなぁ…と思っていた
私は自分のことを、とても身勝手で自由に育てられた子供だと思っていました。
欲しいものは基本的に買ってもらえるし、食べたいものを食べさせてもらえるし、教育費をかけて好きなことを勉強させてもらえていたからです。
少なくとも当時の自分はそう感じていました。
大学に入っても門限なんてなく、しょっちゅう夜遅くまで遊んだり、外泊したり。
就職活動も親には相談しつつも、この会社に入れ!なんて強制されることはなく、自分の興味のある業界で働くことができました。
結婚を機に親との関係が変わり始めた
ところが転機がやってきました。
それは結婚を決めた時のことです。
社会人一年目の時に配属先が遠方に決まり、夫と話し合ってすぐに入籍しようという話になりました。
そのことを親に連絡すると、
「そんなにすぐ結婚なんてするものじゃない」
「社会人になってすぐ結婚するなんておかしい」
しまいには、
「もっと良い人がいるかもしれない。一旦別れた方がいい。」
とまで。
この時明らかに、自分の中で強い違和感があることに気づきました。
“あれ?私って誰のために生きてきたのかな?親のため?”
“そういえば親と喧嘩したことなかったけれど、これってもしかして…”
そう気づいて思い返すと…出るわ出るわ。
大学受験の時は、はじめは遠くに行こうとしたら反対され、結局地元の大学に入学した。
就職活動も、散々迷った挙句親の勧めた会社に入った。(結局辞めた。)
そういえば、その気はなかったのに気付いたら中学受験することになっていた。
その他、服装・髪型などについても、親がなんとなく「こうしたら?」と言ったことに従っていたような気がします。
つまり、今まで一度も喧嘩が起きなかったのは、私が一切親と反対の意見を主張しなかったからなんですよね。
決して「たまたま」毎回意見が同じだったわけではなく。
でもきっと、その当時は反対されたなんて自分は思っていなくて。
親の言うことに従っておけばとりあえず間違いはないから、聞いておこう。
それが私の意志だ。
って思っていたんでしょうね。
また、私はこれまで重要な選択は必ずきちんと調べ、理由を見い出してから行っていると信じていました。
しかし、それも結局無意識のうちに親の望む方向に選択をしていたんだと思います。
つまり、今までの私が考えていた理由というのは、「私個人の考えに基づく理由ではなく、親の思考回路を予想し、親が考えそうな理由を想定して見い出した理由」だったんですよね。
今思えば、これが人生で最初の反抗だったに違いありません。
旦那のことはボロクソに言われましたが、結局感情的な喧嘩はしませんでした。
「言いたいことは分かったけど、最終的には2人で話し合って決めさせてもらうね」と伝えました。
結婚後の親との関係
親は「最低でも1,2年働いてからでいいじゃない!」と言っていましたが、結局半年後に入籍しました。
それからは、今までの関係とは180°変わりました。
自分の意見と違うことを言われても、
「そうなんだ。そういう考えもあるんだね。私はこう思うな」
と無意識にがっつり自己主張をしている自分に気づきました。
実家からの帰り道に「あぁ、これが親離れなんだ!」とものすごくスッキリした気持ちになったのは忘れられません。
おわりに
もちろん、学生までは親に養ってもらっているので、基本的に親の言うことを聞くのは大切だと思いますが、ある程度の年齢になったら自分の意志というものも出てくるものです。
私は、
大人になったら親離れするなんて当たり前。
私は早い段階から出来ているし。
と今まで心の中で自負していましたが、結婚を機にようやく精神的に親から自立することができました。
自分はちゃんと自分の意志で物事を決めているよ!と思っていても、案外無意識に親の認める意見に寄せていっていることもあると思います。
あるいは恋人や配偶者、友人など、周囲の人に反対されないような選択をしながら生きているかもしれません。
また、定期的に自分の心の声に耳を傾けないと、知らず知らずのうちに回りの意見に合わせていってしまう人もいるかもしれません。
たまには自分に対して「私は本当はどう思っているのかな?何を考えているのかな?」という問いをしてみることも必要だと思います。
ちなみに後で分かった事ですが、結婚する時に散々反対されたのは、会社に迷惑がかかるからではなく、娘を取られてしまう!と思ったからだそうです。
当時は親に対してドン引きでしたが、正直ホッとしました(笑)
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた。
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